サンタクルズ滞在記 【2006/3/8〜17】
- 2006年3月16〜17日
今日、アメリカから日本へ帰ってきました。
最初の二日間は Santa Cruz に滞在したのですが、それからは Sata Clara に住む友人宅に
居つかせてもらい、車で Santa Cruz へ通わせてもらいました。
滞在中お世話になった友人夫婦にはとても感謝しております。
アメリカは飯がまずいとよく聞きますが、今回の旅では滞在先がカリフォルニアということも
あって、友人に色々なアジアンレストランに連れて行ってもらえたおかげでアメリカには
とても好印象を抱きました。
が、帰国後、荷物を受け取ると私のスーツケースだけシールがぐるぐる巻きに…。
ケースを施錠した状態で預けたため、検査官が検査のために鍵を破壊したそうです。
クレームをつけても壊したのは検査官なので弁償はできないと言われました。
せめて預ける前に一言言ってくれても良かったと思うのですが、この点だけは嫌な思いを
させられました。
明後日からは浜松へ出張です。いつも帰国後に風邪を引きやすいので、今回は体調管理に
気をつけたいと思います。
- 2006年3月14日
今日はUCLAの Terence Tao 氏
のセミナーが
UCSCであったので、私も参加させてもらいました。
Tao 氏の英語はちょっと早口で、英語が苦手な私は全て聞き取ることはできませんでしたが、
加法的数論について面白い話を聞くことができてよかったです。
なんでも、Tao 氏は次期 Fields 賞候補者と目されている方の一人のようで、
今回の話も内容は数論に関するものでしたが、元々は Tao 氏は解析学の研究者なのだそうで、
様々な分野の研究において多くの結果を出されている方だそうです。
私も自分の専門だけに固執せず、数学者として幅広い見識を備えたいと思いました。
- 2006年3月10日
サンタクルズはとてもいいところです。
大学は山の中にあって、さらに数学の建物は森に囲まれており、とても自然が
豊かな場所です。
駐車料金が一日$5というのがちょっと痛いのですが、来訪者なので仕方ありません。
この日は11:00から"Framed vertex operator algebras and frame automorphims"という
タイトルでセミナーで講演させて頂きました。
聴講者全員が頂点作用素代数の専門家ではないため、話の2/3は枠付き頂点作用素代数の
復習に費やすことになってしまい、時間内にまとまるか心配になりましたが、何とか主結果まで
話すことができました。
私はお客さんなので、かなり褒めて頂けましたが、頑張って英語で講演したので挨拶分を
差し引いても嬉しかったです。
昨日、今日と Dong 教授、Mason 教授と数学以外の話も含めて色々な話ができてとても
楽しかったです。
この日の夜から San Jose に住む友人宅へ週末の間お邪魔しに行ってきたのですが、
また道に迷ってしまい、泣きそうになりました。
一時間で済むところが三時間半かかりましたが、なんとか辿り着くことができました。
やはりアメリカはでっかいです。
- 2006年3月8日〜
アメリカはカリフォルニア州にあるカリフォルニア大学
サンタクルズ(UCSC)へDong教授に会いに来ました。
学振特別研究員になってからはしばしば海外へ出張することができるように
なったのですが、実はアメリカへ来るのはこれが初めてです。
8日の夜の便でサンフランシスコへ飛び、サンフランシスコからはレンタカーで
サンタクルズまで移動しました。
(実は搭乗口ロビーで東大の河東先生にお会いしました。同じ便でアメリカ出張となりました。)
レンタカーは前もって予約していたのですが、飛行機が予定より早く着いたため、
まだ予約した車が返って来ておらず、別の車として紹介されたのが
Chrysler PT Cruiser Convertible!
オープンカーです!!
アメリカ西海岸をオープンカーで流す…なんて、車好きなら一度は抱くであろう妄想が、
ひょんなことから現実のものへとなりました。
オープンカーにご満悦のまま空港を出て(もちろん天井開放状態)、右側通行に戸惑いつつもサンタクルズを
目指したのですが、
肝心の UCSC の場所が分かりません。地図を見ても大雑把にしか書いてません。アメリカ、広すぎます。
標識を見ていれば分かるだろうと考えていたのですが、こっちは日本みたいに大きな標識はなく、
あっちこっち迷いに迷ってやっとこさ UCSC に到着しました。
出発直前に慌ただしく準備をし始めたので地図をプリントアウトしてこなかったのがいけなかったのですが、
結構焦りました。
着いてからは Dong 教授は快く私を受け入れてくださり、少し研究の話をしてから宿へと案内してくださりました。
明日からはゆっくり Dong 氏とお話ができそうです。
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